サイモンラムセス 異色の種牡馬入り 10歳まで走ったタフネス馬

[ 2021年1月25日 05:30 ]

今年種牡馬入りするサイモンラムセス
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 今年、新たにスタッドインする馬がサートゥルナーリアを筆頭にほぼ出そろったが、異色の存在が北海道日高町のサンシャイン牧場でけい養されているサイモンラムセス(11歳、父ブラックタイド)だ。

 10歳まで走り通算68戦。ラストランとなった昨年の鳴尾記念ではどん尻16番人気ながら、インから素晴らしい決め手を披露して4着に食い込み、あっと言わせた。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄。後継種牡馬は目下、キタサンブラック、コメートと同馬の3頭のみで希少価値は十分。半妹オパールムーン(3=昆、父ヴィクトワールピサ)は昨年のファンタジーS2着。今年の牝馬クラシック戦線で期待される。関係者は「現役時の武器だったタフさと自在性を受け継ぐ産駒がサプライズを起こしてくれないか」と期待している。

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2021年1月25日のニュース