【桐生・ルーキーS】前田、思い出の水面で初優勝!デビューから3年半「やっぱり桐生は自分と合う」

[ 2020年10月11日 05:30 ]

初優勝を果たした前田篤哉
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 ボートレース桐生のルーキーシリーズ第18戦「スカパー!第20回JLCカップ」は10日、最終日12Rで優勝戦が行われ、3号艇の前田篤哉(23=愛知)が3コースから捲り差して1着。デビュー3年半でうれしい初優勝を飾った。地元で初Vを狙った関浩哉は2着。3着は新開航だった。

 デビュー初1着、水神祭を飾った思い出の水面で初優勝をつかんだ。準優勝戦と同じ3コース戦。コンマ09のトップスタートを決めてカド新開を止めると、捲り差しズバリ。地元初優勝を狙ったイン関の夢を打ち砕いた。

 優勝戦は13回目。「長かったですね。(スタートの)レバーは全速。直線は分が悪いと思ったので、最低限のスタートは行けたかな。1Mはたまたま入れましたね。実家は寿司屋をやっていて、応援してくれる家族に伝えたいですね」と喜びもひとしおだ。

 2連対率27・9%と実績のないエンジンとのコンビだった。伸びは劣勢。それでも一瞬の出足を生かしたレース運びで混戦を勝ち上がった。セミファイナルは節イチ級の新開のイン戦を捲り差しで撃破。自信を深めて臨んだ大一番で頂点をつかんだ。

 「最初は良くないエンジンだと思ったので正直びっくり。やっぱり桐生は自分と合うのかな。思い出の水面ですね」

 今後は多摩川(16~21日)、びわこ(26~31日)とルーキーシリーズの戦いは続く。「自分は目標を立てるタイプではないので、一走一走全レース集中して走るだけ」。ルーキー戦線にまた一人、キラリと光る原石が出現した。

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2020年10月11日のニュース