【フェニックス賞】九州産の星ヨカヨカ!コウエイロマン以来Vで“地元”盛り上げる

[ 2020年8月12日 05:30 ]

生まれて数日後のヨカヨカ(本田土寿さん提供)
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 今週から開幕する夏の小倉は初日(15日)の名物2歳オープン特別「フェニックス賞」に注目。阪神で新馬戦Vの九州産ヨカヨカが“里帰り”でデビュー2連勝に挑戦。九州産の星として、さらに羽ばたくか。

 熊本産の逸材が関門海峡を渡って、ゆかりの地・九州へ。ヨカヨカは6月13日に阪神芝1200メートルで新馬勝ち。1歩目こそ速くなかったが出てからスッと行き脚がついて先行集団の直後へ。直線は先に抜け出した1番人気モントライゼに外から並びかけ、追い比べをモノにした。一般馬に交じっての九州産の新馬勝ちとなると17年7月のレグルドール以来だったが実際2番人気に支持されていたように、あの勝利はフロックでも何でもない。4月にあった「2020JRAブリーズアップセール」において1020万円(税抜き)で落札。その時点で評判になったスクワートルスクワート産駒だ。

 「セール前の展示会で1番時計を出していたけど、その割に入厩直後は動きが目立たなかったんです。ウッドチップに脚を取られていたんですよね。でも徐々に慣れてきて時計が出るように。牝馬らしく気がきつい面があって稽古はしまい切れる感じ。初戦はいい競馬をしてくれました」

 新馬戦で頭差の接戦を繰り広げた2着モントライゼが次走で2着を1秒7ぶっちぎって大差勝ち。新馬勝ちの価値が高まった。中8週となるこの中間は鳥取県の大山ヒルズへの放牧を挟み、帰厩後は順調に稽古をこなしている。1週前はCWコース6F82秒6~12秒9でバーンスター(4歳3勝クラス)に半馬身先着。「先週は後半の暑い時間帯だったけど馬なりで、しっかり動いてくれました。この馬なりに落ち着きがあるし、今週もう一本やって今の感じで小倉に向かえたら」と週末を見据える。

 ここをステップに中1週で九州産限定ひまわり賞(29日)に向かうのか、それとも翌週の小倉2歳S(9月6日)に参戦するか未定ながら、このあとは滞在を予定。ただでさえ今年の夏の小倉は4週間の短期決戦なのにコロナ禍で無観客開催が続く。「こういう時期だからこそ何か話題を提供できれば」。98年にデビュー3連勝で小倉3歳S(改修工事のため京都で開催、現2歳S)を制したコウエイロマン以来となる九州産のフェニックス賞Vなら地元ファン、そして南国の馬産地が盛り上がるはずだ。

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