【津・マスターズC】村田 46歳9カ月で最年少V!G1制覇は13年ぶり2度目

[ 2020年4月27日 05:30 ]

46歳9カ月の大会最年少でマスターズチャンピオンを制した村田修次
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 ボートレース津のプレミアムG1「第21回マスターズチャンピオン」(優勝賞金1100万円)は26日、12Rで優勝戦が行われた。レースはインからコンマ02のスタートを決めた1号艇の村田修次(46=東京)が力強く押し切り、1番人気に応えて圧勝ゴール。07年9月の多摩川周年以来、2度目のG1優勝を果たすと共に、大会最年少Vの快挙を達成した。なお2着は松井繁、3着は前本泰和。

 西島が前付けに出て起こし位置は120メートル付近も、村田に焦りはなかった。「緊張していたけど開き直った。掛かり、ターン回りは抜けていたので先に回れば大丈夫だと思った」。進入がもつれても想定内の起こし位置に、全速スタート。「今回はスタートをギリギリまで攻めようと思っていた」と話すように、最後まで攻めた結果がマスターズC制覇へとつながった。

 久しぶりのG1制覇だ。「あの時(多摩川周年)と同じメンバーと走っていたので、今回は挑戦者の気持ちで臨んでいた」。昔と変わらず常に攻める姿勢は健在で、それが結果に表れた。46歳9カ月の村田はこのVにより、江口晃生が保有していた48歳2カ月の大会最年少Vの記録を大幅に塗り替えた。「今回はたまたま。常に向上心を持ってやっていくだけ。年を重ねてもっと強くなれるように。ステップアップのVだと思っている」と、選手として進化を目指す。「後輩が増えてきたことで、後輩たちの気持ちや、師匠の山口雅司さん(引退)の気持ちも分かるようになってボートレーサーをやっていてホントに良かったと思った」。精神的にも余裕があり、一人の人間として充実期を迎えている。

 そして、今大会は新型コロナウイルスの影響により無観客開催で行われた。「本当に大変な人がたくさんいて、仕事をさせてもらっている。これを忘れずに、自分のできることを精いっぱい頑張りたい」。思う気持ちはひとしおで、全力の走りでファンに勇気を贈った。これからもさらなるレベルアップを目指す村田が、熱い走りを見せる。

 ◆村田 修次(むらた・しゅうじ)1973年(昭48)7月11日生まれ、東京都出身の46歳。東京支部所属。96年4月登録の78期生。同期は平尾崇典、中谷朋子、中岡正彦ら。初優勝は99年2月の平和島。通算1552勝、51V(G1・2V含む)。1メートル66、51キロ。血液型A。

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