【武雄・開設記念】松浦 今年記念3勝目!郡司とのマッチレース制した

[ 2020年4月27日 05:30 ]

武雄記念を制し、トロフィーを頭上に掲げる松浦
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 単騎の松浦悠士(98期)が巧みなレース運びで優勝。松浦は今年2月の高知記念以来、6度目の記念制覇となった。

 レースは山田がスタートを決めて山田―大坪―郡司―中村―野原―村上―深谷―松浦―山崎で周回。赤板手前から野原ラインが上昇したのを見て郡司ラインも上昇。だが山田が突っ張る。1センターで再度上昇した野原ラインに松浦が追走。打鐘で山崎が6番手外併走から踏み上げ、野原ラインを抑える。2センターから踏み上げた深谷の動きに最終ホームで松浦、郡司が切り替えると中村は離れる。最終バック野原が山崎に踏み勝ち4番手を取り、深谷―松浦―郡司―野原で通過。直線追い込んだ松浦が郡司を振り切った。

 競輪界を引っ張る男が、画面の向こうのファンを熱くさせた。「誰か仕掛けてくるだろうと思っていた」という最終ホームで、深谷の動きに俊敏に切り替え好位を確保。直線で追い込み郡司とのマッチレースを制した。「今日はしっかり自分のレースができた」と落ち着いた立ち回りで今年記念3勝目を挙げた。

 開催2日目には日本選手権開催中止の一報。選手、関係者、ファン誰もが肩を落とした。そんな競輪界を勇気づけるような力強い走りを披露。松浦は「大変だけど、開催できるように一丸となってファンのために」と選手を代表して、競輪界全体での強固な“ライン”で次の開催を願っていた。

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2020年4月27日のニュース