【フェブラリーS】最低人気ケイティ 驚き2着「勝ったも同然」

[ 2020年2月24日 05:30 ]

<フェブラリーS>2着となり引き揚げるケイティブレイブ(撮影・島崎忠彦)
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 しんがり16番人気ケイティブレイブが驚きの銀メダルだ。26歳、JRA・G1初騎乗の長岡禎仁は快挙こそ成らなかったが瀧本和義オーナーはこう言って出迎えた。「よくやった!!勝ったも同然だ」

 直線半ばで先頭に立った勝ち馬を外から猛然と追い上げた。「あそこまで行ったら勝ちたかった。直線を向いた時は一瞬勝てるかと思った」(長岡)。美浦所属でデビューしたが、17年4月の落馬で腎臓破裂の大ケガ。9月に復帰したが騎乗数は減少。そこで一念発起。昨年5月、栗東・高橋亮厩舎に移籍した。その後、縁あって何度も調教でまたがった相棒がケイティブレイブだった。

 「G1初騎乗でも緊張はなかった。(杉山晴)先生やオーナーと、しまいに余力を残すレースをしようと話していた。冷静に乗り、馬を信じるだけ。調教段階から馬とコミュニケーションを取ってきたことが(2着に)つながったと思う。乗せていただき感謝しています」

 通算62勝。重賞勝ちがないどころか今年未勝利の長岡に手綱を託した瀧本オーナーは語った。「長岡君が完璧な騎乗をしてくれた。私にとっては勝ったも同然です」。G1・3勝の実績がありながら、昨春のドバイ遠征では開腹手術と苦しんだケイティブレイブ。26歳の苦労人とともに人馬で苦難を乗り越えた同馬は、ダイオライト記念(3月11日、交流G2、船橋2400メートル)へのエントリーを済ませた。

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2020年2月24日のニュース