尼崎9Rで転覆死亡事故…48歳松本勝也選手 24年間A1キープ、人望厚いベテランに悲劇

[ 2020年2月10日 05:30 ]

<尼崎>レース中の事故で死亡した松本勝也選手
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 尼崎ボートレース場(兵庫県尼崎市)で9日午後2時半ごろ、ボートレーサーの松本勝也選手(48)が9Rのレース中に転覆。後続艇と接触し、ただちに救急車で兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)へと搬送されたが午後4時12分、死亡が確認された。死因は調査中。

 G1「第63回近畿地区選手権競走」での悲劇だった。1周2マークを回り切ったところでバランスを崩し、スピードダウン。そこに後続艇が乗り上げた。後続の選手にケガはなかった。

 関係者によると事故後、直ちにレスキュー艇によって救助されたが心肺停止の状態。AED(自動体外式除細動器)などで蘇生作業を行ったが実らなかった。死因は調査中だが、ヘルメットには傷が見られたという。

 松本選手は丁寧な物腰で、人望も厚いベテラン。SGやG1での優勝こそなかったがビッグレースの優勝戦にもコンスタントに乗る一流選手。96年から24年間、ボート界最高クラスのA1級をキープしていた。この日の12R終了後、関係者から選手に死亡が伝えられたが、一報を耳にしてショックのあまり、涙を流す選手も大勢いたという。

 練習などを含めたレース開催中の選手事故死は13年11月、下関ボートレース場での鈴木詔子選手(当時52)以来、1953年以降31人目。レース中の死亡事故は10年5月、若松での岩永高弘選手(同36)以来。尼崎では04年3月の中島康孝選手(同26)以来、2度目の死亡事故となった。

 ◆松本 勝也(まつもと・かつや)1971年(昭46)9月1日生まれ、兵庫県出身の48歳。91年5月に兵庫支部の68期生として尼崎でデビュー。93年11月まるがめで初優勝。通算1798勝、42V。昨年の獲得賞金は2966万5000円。生涯獲得賞金は約9億7500万円。主な同期は野沢大二、高橋勲、山一鉄也ら。1メートル62、50・5キロ。血液型O。

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