【シンザン記念】マイル◎ヴァルナ激走母父に届け!

[ 2020年1月9日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=8日】京都のシンザン記念にヴァルナ、中山のフェアリーSにシホノレジーナを送り込む予定の寺島厩舎。38歳の若き指揮官は、いつも流れるような口調で手応えや馬の特徴を説明する。それもそのはず。北大で名門馬術部の主将を務めた経歴の持ち主だ。ちなみに当時の副主将が美浦の武井師だ。

 しかし、偉ぶることなく物腰は柔らかい。成績は右肩上がり。4年目の昨年は年間31勝をマークした。5年目の今年は大きな飛躍が期待される。

 ヴァルナの血統を見てピンと来た。母の父が先週、世を去ったダンスインザダーク。優勝した24年前の菊花賞のことを振った菱田はすぐに後悔した。「当時は中学生だったかな。テレビで見てました」。あー、やってもうた。24年前のことをつい昨日のように話すオッサン記者とは全く世代が違うことを忘れてた。それでも「前走の2000メートルは長かったですね。1600メートルに戻るのはいいです。レースは非常に上手な馬ですよ」。指揮官は優しくフォローしてくれた。

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2020年1月9日のニュース