【有馬記念】（3）エタリオウ　1勝馬制覇へ横山典「非常にイイ」

＜有馬記念枠順公開抽選会＞エタリオウは2枠3番となり、横山典（左）も笑顔（撮影・篠原岳夫）
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　“最強の1勝馬”エタリオウに光明が差してきた。陣営が「今後を占う上で非常に大切な一戦となる」とした前走のジャパンC。課題は“レースを本気で走り切れるか”だけだった。そんな周囲の不安を裏切るようにゲートを勢いよく飛び出して好位を追走。4角では2番手まで押し上げた。7着に終わったが、近走にないやる気にあふれた姿。友道師は「（横山典が）“初めて納得のいくエタリオウだった”と言ってくれた。いい競馬だったと思います」と変化を歓迎した。

　「（ジャパンCからは）春まで使っていた深いブリンカーに替えたり、調教も強めにした。闘争心を引き出すような調整を続けた」と大江助手。刺激を前向きな気持ちに変え、迎えるグランプリ。引いたゲート番は「3」だった。これには横山典も「非常にイイ！」とにんまり。1勝馬による有馬記念制覇がほのかに見えてきた。