【有馬記念】(9)アーモンド 中央突破だ!ルメール自信「ポジション決めやすい」

[ 2019年12月20日 05:30 ]

<有馬記念枠順公開抽選会>ルメールが引き、アーモンドアイは5枠9番(撮影・篠原岳夫)
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 有馬記念の公開枠順抽選会が行われ、注目のアーモンドアイは9番ゲートからのスタートと決定。国枝栄師(64)、クリストフ・ルメール(40)とも歓迎ムード。令和最初のグランプリ獲得へ、舞台設定は整った。

 抽選順は10番目。俳優の松坂桃李が「アーモンドアイ」と書かれた紙を広げると、会場内からひときわ、大きな拍手が湧き起こった。「最内か大外でなければどこでもいい」。そう語って抽選に臨んだルメールが引き当てたのは真ん中の9番。「凄くいい枠。レースの流れもあるが、ここならポジションを決めやすい。全く心配していない。どこでも走れます」。名手は満足そうな笑みを浮かべ、改めて自信のほどを口にした。

 管理する国枝師も「極端な枠ならどうかと思ったが、真ん中でちょうどいいじゃない」と歓迎した。出来は申し分なし。「コントロールが利く馬で、初の中山はこなしてくれるはず。ルメールは有馬を2回(05年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンド)も勝っている。任せるだけ」と余裕の笑みだ。

 所有するシルクレーシングの米本昌史代表は「強い相手と一流のジョッキーがそろった。ここで勝つことは凄く価値が高い。とにかく無事で。そうすれば結果はついてくる」と静かに語った。

 平成から令和へ。時代をまたいで君臨する日本競馬の女王が臨む今年最後の大一番。陣営の表情からうかがえたのは「自信」の2文字だけだ。

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2019年12月20日のニュース