菜七子表彰!茨城のスマイルシンデレラ 福島記念ジャスタとタッグ

[ 2019年11月7日 05:30 ]

笑顔で調教騎乗に臨んだ藤田菜七子(撮影・郡司 修)
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 令和元年度の茨城県表彰で、同県守谷市出身の藤田菜七子(22)が知事奨励賞を受賞することが6日、発表された。表彰は毎年11月に実施され、同賞は「県の名声を高め、今後より一層の活躍が期待される人物」に送られる。6月のウィメンジョッキーズW杯(スウェーデン)総合優勝、JRA女性騎手初の重賞勝利などの目覚ましい活躍が評価された。

 受賞の報を受け、菜七子は「このような賞を頂いて光栄です。この賞に恥じないような活躍をできるように頑張りたいです」とコメント。今年は菜七子の他に、スポーツクライミング世界選手権女子リードで銅メダルを獲得し、東京五輪の代表候補でもある森秋彩(あい・16=つくば開成高)ら6人が受賞する。17年には茨城県警の交通安全ポスターのモデルも務めた菜七子が再び“茨城の顔”の一人に選ばれた。

 今週末は日曜福島メイン「第55回福島記念」に関西馬アドマイヤジャスタ(牡3=須貝)で参戦する。栗東坂路での最終追いは単走馬なりで4F55秒5~1F13秒9。須貝師は「先週までにしっかりやってるし、福島までの輸送を考えれば根っきり葉っきりやるのは良くない。使ったことで確実に良くなっているから」と胸を張った。

 栗東に駆け付け1週前追いに騎乗した菜七子も期待十分だ。「調教はとてもいい動きだった。背中のいい馬で乗り味もいい。操縦性もいいので小回りの福島も心配していない。楽しみです」と力を込める。新たな“勲章”を手に入れた菜七子。週末は悲願のJRA重賞制覇でスマイル全開だ。

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2019年11月7日のニュース