【エリザベス女王杯】“絶品”ランチの行方は幸に託す

[ 2019年11月7日 05:30 ]

パルクデラモール(左)と併せ追い切るゴージャスランチ(撮影・郡司 修)
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 【G1ドキュメント・美浦=6日】ゴージャスランチの追い切りを見届けた鹿戸師のジョークが報道陣の笑いを誘った。「フランキーが乗らないから(会見は)別にいいんじゃないの!?」と切り出した記者会見。「上位に来たらゴージャスなランチが食べられるかな」。長老記者・梅崎の軽口に「いや、ディナーだっていけるさ」と返すと、「昨日の午後はバタバタしたよ」と鞍上を巡るハプニングを振り返った。

 騎乗予定だったランフランコ・デットーリがメルボルンCでの降着による8日間の騎乗停止(6~13日)。代役を探そうにも既に大半の関東騎手は東京、福島に騎乗スケジュールを定めている。オーナーサイド、関西騎手のエージェントらと急ぎ協議して幸への騎手変更を決めた。「京都の牝馬G1(03年秋華賞=スティルインラブ)も勝っているベテラン。騎乗依頼を快諾してもらえて良かった」と胸をなで下ろす同師。幸は17年高松宮記念を初騎乗のセイウンコウセイで優勝するなどテン乗りの関東馬でも結果を残してきた。

 追い切りの覇気に満ちた動きも大駆けの期待を膨らませる。Wコースで3馬身先行したパルクデラモール(4歳2勝クラス)に馬なりのまま内から併入。「強敵ぞろいだけど、体調だけはいい。脚元の不安がなくなって、稽古をしっかりできるようになったのが大きい」。3勝クラスを勝ち上がったばかりだが「ノリちゃん(横山典)やエビちゃん(蛯名)が折り合いなどを教えてくれて大人になった」と続けた。馬券を当ててゴージャスなディナーが食べられるか?

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2019年11月7日のニュース