【エリザベス女王杯】マーフィー、穴馬で驚きのドラマ展開へ「凄くいい馬。能力感じる」

[ 2019年11月7日 05:30 ]

美浦トレセンを訪れたオイシン・マーフィー(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 今週から短期免許で騎乗を開始する英国の新星オイシン・マーフィー(24)はウラヌスチャームで参戦。手応えと日本競馬への思いを熱く語った。

 ――昨年暮れから今年1月にかけての短期免許以来、2度目の来日となった。
 「前回の来日はベリーエキサイティング。国枝先生をはじめ多くの人のサポートで結果を残すことができた。また日本に来ることができて本当にうれしい。前回よりも天気が良くて気持ちがいいよ」

 ――改めて日本競馬の印象を。
 「非常にレベルが高い。ディープインパクトやロードカナロアといった種牡馬がレベルを底上げしている。日本には“脚の遅い馬”がいない。1~12Rで将来性のある馬に乗れるのはとてもハッピーです」

 ――今年は英国リーディングも獲得。大活躍だった。
 「リーディングはマイドリームだった。休まず乗って頑張りました。それにディアドラに凄くいい経験をさせてもらった。グッドウッド(競馬場)で日本馬でG1(ナッソーS)を勝てたのは、自分にとってもとても素晴らしい出来事だった」

 ――来日週から騎乗依頼が殺到。エリザベス女王杯のウラヌスチャームは1月の中山(迎春S)で勝って以来のコンビとなる。
 「前回乗った印象は凄くいい馬。前走の映像もチェックしたが、ペースが向かず前も空かない中で、しっかり走れていたと思う。やや掛かる面があるので、ゲートをしっかり出て中団でリラックスさせることを考えたい。十分チャンスはあると思う。それだけの能力を感じています」

 ――デイリー杯2歳Sのサクセッションは最終追いに騎乗した。感触は?
 「跳びが大きくていい動きだった。デビュー2戦のリプレーも見たが、いい内容のレースをしている。楽しみですね」

 ――最後に抱負を。
 「前回はG1シーズンの終盤での来日だったが、今回はシーズンの最中に参加できるのが光栄。前回以上の成績を残せるように頑張りたいです」

 【免許交付】オイシン・マーフィー(24=英国)に9日から12月31日までの短期免許が交付された。身元引受調教師は国枝師、契約馬主はサトミホースカンパニー。

 ◆オイシン・マーフィー 1995年9月6日生まれ、アイルランド出身の24歳。13年に英国でデビュー。18年には欧州G1・5勝を挙げ年度代表馬となったロアリングライオンの主戦として活躍。今年は英国で168勝を挙げ初のリーディングに輝いた。8月にはディアドラでナッソーSを制し、日本牝馬初の英G1制覇に貢献。短期免許での来日は2度目。前回は昨年12月~今年1月で25勝をマーク。コパノキッキングで根岸Sを制した。

続きを表示

2019年11月7日のニュース