【英シャーガーC】菜七子ワクワク「英国戻って来られてうれしい」

＜英シャーガーC＞カートに乗って記念写真を撮る左から菜七子、カー（撮影・平松さとし）
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　ターフシンデレラが英国で大歓迎を受けた。「シャーガーカップ」（10日、アスコット競馬場）に日本人女性騎手として初選出された菜七子。気温22度、快晴となった8日。出場メンバーは自転車がけん引するカートに分乗して、ロンドン市内で顔見せパレードを行った。女性選抜チームは上がピンク、下が白のそろいの勝負服。菜七子と初対面したJ・カーは「知ってるわ、ナナコでしょ。リュウセイ（JRA騎手・坂井瑠星）がオーストラリアに来た時にレースで一緒に乗ったので、彼もあなたの話をしていた。シャーガーCで一緒に乗れるのが今から楽しみね」。日本から約13時間の長旅の疲れも見せず、沿道からの声援に笑顔を振りまいた。

　菜七子にとって、3年ぶりの英遠征だ。16年8月、サンダウン競馬場での海外デビュー戦は騎乗馬の放馬で無念の競走除外。それだけに「違う形ですが、イギリスに戻って来られてうれしい」と照れ笑い。そして憧れの夢舞台を前に、「権威ある大会に招待していただき、アスコット競馬場で乗れることにも感謝しています。いい競馬をして応えたい。凄く緊張すると思うけど、楽しみ。（所属厩舎の）根本康広先生にも“楽しんで勉強してきなさい”と言われています」と胸を躍らせた。