【函館スプリントS】小崎がキーマン!ペガサス羽ばたく「スタート決めれば」

[ 2019年6月14日 05:30 ]

アスターペガサスと共に函館スプリントに挑む小崎稜也騎手 (撮影・平嶋 理子)    
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 函館開幕を飾る「第26回函館スプリントS」ではアスターペガサスと再コンビの小崎綾也(24)が胸の内を明かした。自身の重賞初Vとなった昨夏の函館2歳Sの再現を狙う。

 ――思い出の地、函館でまたアスターペガサスにまたがる。
 
 「重量52キロですからね。チャンスはありそう」

 ――昨年、函館で新馬勝ちして函館2歳Sも連勝。小崎騎手自身も初重賞制覇となった。出遅れながら直線で馬群を割った。

 「当時はまだスタートが安定していなかった。スタートが決まれば、もっと楽なレースができたかな。それでも、ここしかないというところを割ることができた。会心ではないが勝ったからヨシです」

 ――その後、他の騎手が乗って距離も延ばしたが結果が出なかった。前走・葵Sで1200メートルに戻したところ2着。末脚がよみがえった。

 「1200メートルでなくても走れると思っていたんですけどね。前走は乗っていなかったけど復活してくれたのはうれしい。1200メートルで流れに乗せる形が一番いいんですかね」

 ――函館で1200メートル。馬にとって最高の条件が今回はそろう。

 「条件は合っていますね。滞在効果で良くなっていればいいんですけど。ポジションどうこうより、とにかくスタートを決めたいですね」

 ――マーメイドSでは同期・松若が7番人気サラスで追い込みVを決めた。小崎騎手自身もチカノワールで参戦して15番人気ながら7着。

 「ハンデ50キロで食事の面ではさすがにしんどかったかな。馬は頑張ってくれましたよ。(松若)風馬が勝って刺激になりました」

 ――土曜阪神、日曜函館とタイトなスケジュール。

 「土曜はメインまで乗っているので移動は大変ですけど函館では同じ芝1200メートルの1R(ディノーラ)に乗せてもらえます。メインの予行演習だと思って頑張りたい」

 ◆小崎 綾也(こざき・りょうや)1995年(平7)5月13日生まれ、滋賀県出身の24歳。父は小崎憲師。14年、村山厩舎所属でデビュー。同期は石川、松若、木幡初ら。調教中の骨折でデビューが遅れ、4月19日阪神1Rが初騎乗(アグネスアミニソル11着)。同日7RケルンフォーティーでJRA初勝利。1年目に38勝を挙げ関西放送記者クラブ賞新人特別賞を受賞。17年にフリーとなりオーストラリアで武者修行も経験。18年函館2歳Sで重賞初制覇。JRA通算1924戦107勝。

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