【米ベルモントS】マスター順調、5F61秒28 日本馬初Vへ視界良好

[ 2019年6月7日 05:30 ]

マスターフェンサーと吉澤克己氏=右(撮影・平松さとし)
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 JRAが馬券発売する米3冠最終戦、G1ベルモントS(ベルモントパーク競馬場、ダート2400メートル、日本時間9日午前7時37分発走予定)に出走するマスターフェンサー(牡3=角田)が現地時間5日、同競馬場で最終追い切りを行った。

 前走のケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ競馬場、6着)でも手綱を取ったルパルーが騎乗。ダク半周、ハッキング1周半で体をほぐした後に、単走でダートコースを駆け抜けた。タイムは5F61秒28。ルパルーは「ずっと良くなっていると思います。前回は押して押してようやくといった感じもありましたが、今回は持ったままでタイムも出たし満足できた」と大きな上積みを感じ取っていた。

 管理する角田師も出来の良さを強調する。「チャーチルダウンズの時と比べてスピード感があったと思います。調教過程で言えば今回の方が順調。ケンタッキーの時は体を戻さないと、という意識があったけど今回はレースに向けて専念できた」。前日の枠番抽選では過去10年で最多2勝の3番枠をゲット。師は「内枠を望んでいたので良かった」と喜び、日本馬初の偉業Vへ視界が開けてきた。

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2019年6月7日のニュース