ロイヤルビクトリー 重賞制覇へ着実に成長

[ 2019年6月7日 05:30 ]

優駿スプリントで重賞制覇を目指すロイヤルビクトリーと三坂師(右)、森
Photo By スポニチ

 【大井に気になる】ロイヤルビクトリー。この名前しばらく覚えておいて損はなさそうだ――。この書きだしで同馬を紹介した当コラムは昨年12月7日付。それから半年。記者の直感は間違っていなかったようだ。

 先月23日に行われた優駿スプリントトライアルを直線6番手から見事に差し切ってデビュー当時から狙い澄ました重賞出走の権利を手に入れた。その2走前のクロッカス特別で4馬身ちぎられたアジュディカグラ、前走マーガレット特別で敗れたヴァルラームに雪辱しての勝利だけに価値が高かった。加えて見事な脚質転換。それまでは先行して2着が続いたが、そのうっ憤を晴らすレースぶり。

 「他に速い馬がいるので無理に行かなくても。最後は手応えも十分だったし、いい末脚を使ってくれた。着実に成長している」と手綱を取った森も手応えを感じ取った。三坂師も「本番(優駿スプリント=25日、大井)へ向けていい内容だった。その後も厩舎で調整を続けているが、何よりしっかり食べられるようになったし、それが身になっているのが大きい」と成長ぶりに目を細める。同師にとっては12年東京記念(スマートインパルス)以来7年ぶりの重賞勝利へ、その時が刻一刻と迫ってきた。(矢内 浩美)

続きを表示

2019年6月7日のニュース