【宝塚記念】レイデオロ“東の1人横綱”ファン投票2位選出

[ 2019年6月7日 05:30 ]

調教に向かうレイデオロ(撮影・郡司 修)
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 「第60回宝塚記念」(23日、阪神)のファン投票最終結果が6日、発表された。1位は第2回中間発表と変わらずアーモンドアイで、2位のレイデオロ(牡5=藤沢和)が出走予定馬の中ではトップに支持された。関東からの出走予定馬は同馬のみ。“東の1人横綱”となる17年ダービー馬は前走・ドバイシーマクラシック(6着)からの巻き返しに燃えている。

 レイデオロはファン投票で堂々の7万2805票を獲得。1位の座こそ宝塚記念に出走しないアーモンドアイに譲ったが、出走予定馬ではトップ。藤沢和師は「これだけファンの多い馬ですし、ありがたいことです」と目尻を下げた。

 水曜の2週前追い切りもさすがの存在感だった。ラボーナ(5歳2勝クラス)とWコースに入り、4馬身ほど後ろを追走。前走・ドバイシーマクラシックで見せたようなエキサイトする姿はない。直線はスッと内に進路を取ると、馬なりのままグングンと加速。4F54秒8~1F13秒4で併入した。師も「スムーズに走っていたね。いい動きだった」と納得の表情だった。

 順調度が違う。昨年のドバイシーマクラシック(4着)遠征後は体調面が戻り切らず国内の春G1を全休。今年は5月23日から美浦で乗り込みを開始し、上昇カーブを描き続けている。師も「昨年よりダメージが少なく元気に帰ってきてくれた。凄く穏やかだし、ここまで順調に来ていますね」と明るい。

 前走は自己ワーストの6着に甘んじた。序盤から興奮状態となり、キャリア初の逃げの形で惨敗。それでも「ナイター競馬が良くないのかも。あんな結果になって残念だけど、(今回の)阪神は勝っているので」と前を向く。現状、東の出走馬はレイデオロのみの情勢。その双肩にかかる期待は大きいが、指揮官は「やっぱりダービーを勝つ馬は違うよな」と目を細める。名伯楽の頼もしそうなつぶやきが自信の表れだ。

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2019年6月7日のニュース