シルクジャスティス死す 25歳、老衰 97年有馬記念V

[ 2019年6月4日 05:30 ]

97年有馬記念を制したシルクジャスティス
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 97年有馬記念を制したシルクジャスティス(牡、父ブライアンズタイム)が3日、けい養先の北海道新ひだか町・畠山牧場で老衰のため死んだ。25歳。

 現役時は栗東・大久保正陽厩舎に所属。3番人気に推された97年ダービーでは藤田伸二(引退)を背に4角13番手からメンバー中、最速の上がり脚を繰り出したが2着。優勝馬はサニーブライアンだった。同年秋は菊花賞、ジャパンCとも5着。有馬記念では4番人気ながらマーベラスサンデー、エアグルーヴを豪快に差し切った。通算27戦5勝(重賞は有馬記念、京都大賞典、京都4歳特別)。

 引退後は種牡馬入り。バシケーンが10年中山大障害を制したが、10年をもって種牡馬を引退。その後は畠山牧場で余生を過ごした。「午後6時頃に世を去りました。人なつっこいと言うか人好きな馬だった。団体で毎年来てくれるなどファンも多かった。大事にしてきたつもりですが、寄る年波には勝てませんでした」と同牧場関係者は残念がった。

 ◆シルクジャスティス 父ブライアンズタイム 母ユーワメルド(母の父サティンゴ) 栗東・大久保正陽厩舎 馬主・シルク 生産者・北海道新冠町早田牧場新冠支場 戦績27戦5勝 総獲得賞金4億5797万円。

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2019年6月4日のニュース