【ドバイシーマC】シュヴァル 猛追届かず…魔神オーナー兄妹ともに2着

[ 2019年3月31日 05:30 ]

レースを終え、引き揚げるレイデオロ(左)とシュヴァルグラン
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 日本馬3頭が出走したG1ドバイシーマクラシック(芝2410メートル)だが、シュヴァルグランの2着が最高だった。

 ドバイターフで2着に終わった妹ヴィブロスの分まで…。最後の直線、おなじみの佐々木主浩オーナーの勝負服が外から伸びた。ボウマンの右ムチに応え、オールドペルシアンに迫った。だが、捉え切るには至らなかった。

 これが初めての海外とは思えぬ走りを見せた。最内枠から道中は5番手のインで脚をためた。勝負どころで外に出す。4角6番手の外から末脚がうなりを上げた。17年ジャパンC優勝馬の意地を見せるかのような伸びを見せたが銀メダル。06年にこのレースを制した父ハーツクライに続く制覇はならなかった。

 友道師は「前哨戦を使わない、ぶっつけ本番だったので調教の本数はやってきた。力は出せたと思う。もう1列前で競馬をする予定だったが、隣の馬に寄られて下げることに。それでも最後はよく差を詰めてくれた。頑張ったよ」と納得の表情で馬をねぎらった。同厩舎から送り出したきょうだい2頭はともに2着だったが、指揮官は胸を熱くして管理馬を称えた。

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2019年3月31日のニュース