【ドバイターフ】「短い方が経済的」国枝師のジョークになごむ海外メディア

[ 2019年3月28日 05:55 ]

アーモンドEyecatch(2)

お揃いのアーモンドアイジャンパーで共同会見に臨んだ国枝師(左)とルメール
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 午前5時から立て続けにレイデオロ、アーモンドアイに騎乗したルメール。引き揚げてくると息つく間もなく海外メディアの取材合戦。計6社のインタビューを終え、ようやく日本メディアの番。時計の針は既に午前7時近くをさしていた。

 ルメールは少し疲れをにじませながらも「彼女は日本のスーパースターホース。みんなが見たい、知りたいと思っている。だから取材を受けるのは当然のこと。僕の仕事は増えたけど、でもうれしいよ」。傍らで様子を見ていた国枝師が、しみじみとつぶやいた。「彼は“外国人”と呼ばれる存在から“日本人”になった。日本の馬を世界にアピールすることが誇りなんだよ」

 その師は「どうしてシーマCではなくターフを選んだのか」の問いに「どちらも賞金が同じ(1着約3億9600万円)。だったら距離が短い方が経済的だよ」とジョークで返した。英語圏で競馬情報を伝える「ワールド・ホース・レーシング」のジェフリー・リドル記者は師を取材し「とてもクールガイだ。応援したくなったよ」と笑顔。アーモンドアイについても「勝つと思うよ。凱旋門賞で好走したディープインパクトやオルフェーヴルと同じくらいのポテンシャルがあると思っている」とベタ褒め。チーム・アーモンドアイの魅力は世界中をとりこにしている。

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2019年3月28日のニュース