【芦屋・九州地区選手権】桑原G1初制覇 3カド一気まくり

[ 2019年2月15日 05:30 ]

G1初制覇した桑原悠
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 第65回G1九州地区選手権優勝戦が14日、ボートレース芦屋12Rで行われ、桑原悠(31=長崎)が3カドから豪快にまくり快勝。賞金450万円を獲得した。G1は2度目の優出で初V。2着は羽野、3着は鳥飼だった。

 展示同様、桑原は本番も迷わず3コースカドを選択した。カド受け2コースの高倉がS遅れるのを見て、一気にまくり切る。バックで悠々と独り旅に持ち込んだ。勝負は一瞬で決まった。

 「展示から3コースカドにしたのは本番Sが分からないから。展示で思ったほどSが届かなかった。本番は早く起こそうと思っていた。本当はコンマ10くらい行きたかった」。布石は打っていた。度胸一発の男と思われるだろうが、実は繊細な一面も持っている。「先行してからはテンパってました…(笑い)。転覆と周回誤認に気をつけて安全に安全に。ガッツポーズは自分はハンドルから手を放すと転びそうになるので左側でシレッとしました…」。G1初Vにしては冷静だったが、ファンから「おめでとう!」の声が上がると気持ちが高ぶった。涙が出た。

 これで3月戸田クラシックでのSGデビューが決定。「考えていなかった。同期がSGに出ているので、アピールはしておきたいとは思っていたが…」。ハイレベルな九州地区選を制したのは高い地力の証明。九州チャンプとして堂々と乗り込み、存在を示せばいい。楽しみな男がまた一人、九州に誕生した。

 【次走】優勝した桑原悠の次走は26日からの津G1つつじ賞王座決定戦。松井繁、白井英治、菊地孝平、石野貴之、毒島誠ら強豪が参戦。深川真二、池永太は20日からの蒲郡一般戦へ。石川真二、萩原秀人、川上剛らと優勝を争う。高倉和士は19日からの鳴門一般戦。山口達也、篠崎仁志、上野真之介らが相手。鳥飼真は20日からの多摩川一般戦。丸岡正典、稲田浩二、竹井奈美らが出場。羽野直也は23日からの桐生ルーキーシリーズ。木下翔太、山田祐也、山崎郡らとVを争う。

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2019年2月15日のニュース