【フェブラリーS】バカラ“森流調教”転厩1勝だ

[ 2019年2月15日 05:30 ]

坂路で単走で追い切るノボバカラ
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 【G1ドキュメント・栗東=14日】坂路の馬場整備が終了した午前9時30分を過ぎ、ノボバカラが坂路コースに姿を現した。前走(根岸S6着)の前に美浦から栗東・森厩舎に転厩。前走も近況では最良の内容で迎える転厩2戦目。新谷はさらなる良化を期待しながら坂路モニターを注視した。

 前半は内へモタれるようなしぐさを見せたが、ラスト2Fは11秒9→12秒2のハイラップ。ラスト1Fの力強い伸び脚が印象的だ。4F51秒0はこの日4番目に速い好タイム。バンバン坂路で好時計を出す森流の調教スパイスを加えた効果で、前走時より動きは格段に良化。高野助手も「確実に良くなっています」と上積みをアピールした。

 97年にフェブラリーSがG1に昇格して以降、森厩舎は延べ20頭が挑戦して【1・2・1・16】。01年にはノボトゥルーで勝利を手にしている。かつては複数頭出しの常連だったが、しばらく足が遠のき今回は11年ビクトリーテツニー以来、8年ぶりのダート頂上決戦への出走となる。

 「根岸Sは思いのほか頑張ってくれました。この馬のことをいろいろつかめるレースだったと思います。今回もミナリク騎手が引き続き騎乗してくれるのは心強い。1600メートルに距離が延びても心配はない。うまくゲートを出て流れに乗ってほしい」

 手探りだった根岸S前と高野助手のトーンが明らかに違う。新谷は久々に府中ダートで躍動する“森厩舎のノボ”を思い浮かべた。

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2019年2月15日のニュース