【大井・雲取賞】ヒカリが初代王者!「羽田盃」優先出走権ゲット

[ 2019年2月8日 05:30 ]

雲取賞で重賞2勝目を挙げたヒカリオーソ
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 今年から重賞に格上げされた「第1回雲取賞」(S3)が7日、大井競馬場で行われた。4番人気のヒカリオーソが逃げ切り2つ目の重賞タイトルをもぎ取った。また、2着ミューチャリーまでに「第64回羽田盃」(4月24日、大井)、3着カジノフォンテンまでには「第42回京浜盃」(3月20日、大井)の優先出走権が与えられた。

 手綱を取った滝川の思い切りの良さが最大の勝因だ。「絶好のスタートを切って、ダッシュも速かった。これで抑える消極的な競馬では…」と逃げに打って出た。レース前は抑えて行けとの指示があったが瞬時に切り替えた。自らペースを落として脚をため、それを直線で爆発させるときっちり2馬身後続を振り切ってVゴールに飛び込んだ。

 「4コーナーで肩ステッキで合図したら凄い手応え。直線は遊びっ放しだったが何とか鼓舞して走らせた。まだ良くなる余地を残しているし、クラシックが楽しみになった」と滝川は満面の笑みで振り返った。今後は馬の成長を促すため羽田盃に直行する予定。まずは川崎からクラシックの有力馬が名乗りを上げた。

 ◆ヒカリオーソ 父フリオーソ 母ヒカリヴィグラス(母の父サウスヴィグラス) 牡3歳 川崎・岩本洋厩舎 馬主・西森鶴氏 生産者・北海道新冠町のヒカル牧場 戦績8戦3勝 総獲得賞金3445万1000円。

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2019年2月8日のニュース