【エルフィンＳ】アクアミラビリス、ミルコの手腕期待

　【東西ドキュメント・栗東＝２９日】森保ジャパンの快勝劇を見届けて就寝した寺下。目が覚めても興奮の余韻が残っていた。柴崎ばりの広い視野を身につけたかのような錯覚に陥り？東西２重賞だけでなく、３歳牝馬のエルフィンＳ組にも目が向いた。気になったのはフェアリーＳ（５着）で本命に推したアクアミラビリス。吉村師に感触を聞いた。

　「前走は結果を出したかったが２戦目でキャリアの浅さが出てしまった。前走後の体の回復ぶりを見て、これならいけると思った。テンションに変化がないのもいい」

　エリザベス女王杯を制したクイーンズリングの半妹。東京のデビュー戦を上がり３Ｆ３３秒２の瞬発力で差し切った。非凡な素質は姉譲りだ。「直線の急坂で踏ん張っていた中山の走りを見れば京都もこなせると思う。外回りならミルコもじっくり構えていくんじゃないかな」。笛が鳴るまで懸命にボールを追った南野の姿は参考になった。一度狙った本命は簡単には諦めない。