菜七子、JRA女性騎手史上初のG1騎乗へ「信じられない」

[ 2019年1月30日 05:30 ]

藤田菜七子
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 「フェブラリーS」(2月17日、東京)でJRA女性騎手史上初のG1騎乗を果たす藤田菜七子(21)が29日、正式に騎乗依頼を受けた後の思いを語った。

 「最初にお話を頂いた時は信じられない気持ちでいっぱいでした。いつも良くしていただいているオーナーのコパさん(小林祥晃氏)、村山(明)先生、関係者の皆さまには感謝しかありません」

 本番でテン乗りとなるコパノキッキング(セン4=村山)はカペラS、根岸Sと重賞連覇中で実力も勢いも十分。「まだコンタクトを取っていないのでそれからですね」と話し、今後は栗東トレセンでの調教に騎乗し、戦法、レース展開を含めたイメージを膨らませる。また、菜七子は昨年同様、2月9日に開幕する小倉競馬に長期ローカル滞在する予定で、フェブラリーS当週は同16日小倉、17日東京で騎乗となる。

 キッキングの馬主であるDr・コパこと小林氏は同日に自身の公式ブログで「嵐の(活動休止の)ニュースにはかなわないが、キッキングが藤田菜七子騎手でフェブラリーSに挑戦!!の話題も競馬ファンの中で盛り上がっている」に始まり、「いろいろ言われるが、柔らかく騎乗する菜七子さんはキッキングに合いますし、このコンビでG1を見てみたいです」と記した。また、キッキングの根岸Sの優勝奉告と菜七子鞍上のフェブラリーSでの必勝を祈願し、伊勢神宮で約2時間の参拝をしたことも明らかにした。

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2019年1月30日のニュース