【鳴門・大渦大賞】時代は群馬だ!毒島 勢い止まらぬG1・8V

[ 2018年10月7日 05:30 ]

「G1大渦大賞」を制しトロフィーを掲げる毒島
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 ボートレース鳴門の開設65周年記念「G1大渦大賞」は6日、12Rで優勝戦が行われ、圧倒的な1番人気に支持された1枠の毒島誠(34=群馬)がインからコンマ05のトップスタートを決めて完勝。7月の平和島64周年以来、G1・8度目の優勝を飾った。2着には昨年に続いて木下が入り、佐々木が3着に食い込んだ。

 はっきりと分かった。今、時代は群馬なのだ。浜名湖ヤングダービーで関浩哉がG1初優勝。児島66周年では山崎智也が圧勝した。そして今回の毒島が続き、直近のG1は3節連続で群馬勢が制覇だ。そして、毒島個人に関して言えば、この夏以降、勢いが止まる気配がない。若松、まるがめでナイターSG2V。その間に平和島周年もV。そして鳴門も圧倒した。

 近況上昇度No・1の64号機を引き当てた時点で、活躍は約束されていた。「本体がいいので、プロペラが完全に合わなくても出て行く。今節はエンジンに助けられた」。まずは1分45秒台を連発した愛機を称えた。

 最終日は台風25号の影響で朝から水面が荒れ、安定板を装着してのレース。「本番レースに乗るまでは、かなり緊張していた。それでも、いいスタートが行けたし、ゴールまで集中して走れた。鳴門はデビュー初優勝した水面。本当に相性がいい」。強烈な向かい風も波立つ水面も見事に克服した。

 今回の優勝で賞金額は1億2200万円を超えた。2位の白井英治に約3700万円の差をつけ、トップ独走だ。「グランプリに首位で行く。この優勝でその気持ちがはっきりと芽生えた」。グランプリの前に、もう一度、鳴門にやってくる。「ダイヤモンドC(G1、11月10〜15日)でも優勝できるように頑張ります」。王者らしい、粋な言葉で締めた。

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2018年10月7日のニュース