【サウジアラビアRC】アレグリア無傷連勝!ルメール確信「G1獲れる」

[ 2018年10月7日 05:30 ]

<サウジアラビアロイヤルC>圧勝でレースを制したグランアレグリア(撮影・村上 大輔)
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 2歳重賞「第4回サウジアラビアロイヤルC」が6日、東京競馬場で行われた。出遅れながらも1番人気グランアレグリア(牝=藤沢和、父ディープインパクト)が余力十分に抜け出し、無傷2連勝。G1有力候補に躍り出た。

 スタートで立ち遅れた瞬間、場内に起こったどよめきは、1分半後にはグランアレグリアへの称賛に変わっていた。抑え切れない手応えで3コーナー手前で2番手を奪うと、直線では桁違いの手応え。直線半ばでルメールがゴーサインを軽く送ると、内ラチ沿いを独走。2着ドゴールに3馬身半差の完勝だ。ルメールは「ゲートが開いた瞬間にジャンプして、出遅れたのは残念だったけど…。ペースが遅かったのですぐポジションを上げ、2番手でリラックスして走れた。直線は気持ち良かったよ」と圧勝劇に笑顔がこぼれた。

 約4カ月ぶりの実戦もクリア。放牧を挟んだこの日は18キロ増と成長も示した。藤沢和師は「カイバもよく食べているし、馬もずいぶん大きくなった。2歳のこの時期にこれだけ走れば上出来」と目を細めた。

 鞍上が「馬もパワーアップしている。絶対にG1を獲れる」と保証するディープインパクト産駒の新たな逸材。藤沢和師は「ローテーションが決まったら、ご報告します」と次走は保留したが、阪神JF(12月9日、阪神)の最有力候補に躍り出たのは間違いない。

 ◆グランアレグリア 父ディープインパクト 母タピッツフライ(母の父タピット)牝2歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金4029万4000円。

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2018年10月7日のニュース