【セントウルS】ニードル、ヨレても坂路ラスト1F12秒0

[ 2018年9月7日 05:30 ]

<セントウルS 追い切り>坂路でびっしり追い切ったファインニードル(手前)(撮影・平嶋理子)
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 サマースプリントシリーズ最終戦「第32回セントウルS」(9日、阪神)に出走する、高松宮記念覇者ファインニードルは6日、英国遠征帰りの川田を背に栗東坂路コースで木曜追い。高橋忠師は「台風の影響で昨日(5日)だと、ジョッキーが帰ってこられなかったから」と説明した。単走で外ラチ沿いを軽快に駆け上がるも、残り200メートルから右にヨレながらフィニッシュ。ラストは12秒0も川田のジャッジは控えめ。

 「本番はこの次だし、ここを使って良くなるだろうという雰囲気。初戦を無事に終えて、本番に向かえるような競馬がしたいです」

 1週前には坂路で4F51秒7の好時計をマークも、最後はヨレる場面があった。指揮官は「正直、出来は六、七分。ここはあくまでステップだし、1回使えば良くなりそう」と慎重にコメントした。

 目標は当然、春秋スプリントG1制覇が懸かる「スプリンターズS」(30日、中山)。休み明けの割引は必要だが、地力は一枚上だ。追い切り後に、川田と指揮官が入念に話し込んでいた。高橋忠師は「今の現状を分かった上で、ジョッキーも丁寧に乗ってくれると思う」と今夏に英国遠征した鞍上に託す。海外帰りで挑む“人馬”の秋始動に注目だ。

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2018年9月7日のニュース