【中山新馬戦】ブランクエンド、北にエール 落ち着きぶり評価

[ 2018年9月7日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=6日】1カ月ぶりの美浦。調教取材のため午前4時30分に起き、テレビをつけると北海道で大地震のニュース。前日朝の便で新千歳から成田に帰ってきた秋田はしばし絶句した。幸い、ホッカイドウ競馬組や牧場の方々からは人馬無事の知らせが届き胸をなで下ろしたが、ライフラインが止まって大変なことになっている。

 心配しつつも仕事へ。気になる2歳、8日中山でデビューするブランクエンド(加藤征、父ハーツクライ)がプールへ向かう姿を見つけて追い掛けた。5日の最終追いはノンコノユメの胸を借り、3馬身追走して併入。厩舎の大将を相手に食い下がってみせた。「予定通りやってこられたし追い切り後も大丈夫。まだ体は緩いけど、おとなしくて性格は穏やか。姉よりフットワークが弾んで軽い。ゆっくり加速していくからまずは2000メートルで」と加藤征師はその落ち着きぶりを高評価。今年の桜花賞で4着だったトーセンブレス(父ディープインパクト)の半弟(父ハーツクライ)という血統で期待も高まる。秋田は一生懸命泳ぐ姿を眺めつつ「頑張れ」と、目の前、そして遠くの人馬に心の中でエールを送った。

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2018年9月7日のニュース