【NHKマイルC】内めの枠からロジリオン差す!

[ 2024年5月4日 05:18 ]

ロジリオン
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 展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していくG1企画「展開王」。今週のNHKマイルCは東京本社・鈴木悠貴が担当する。牡牝2歳チャンピオンなど豪華メンバーがそろった一戦で穴党が注目したのは位置取り。◎に指名したのは内めの枠から道中ロスなく回ってこられそうな末脚自慢のあの馬だ。

 一流馬が集うG1で結果に大きく影響するのは道中のポジション。予想されるペースにおいて、どの位置にいる馬が能力を最大限発揮できるか。それを考えることが馬券的中の近道となる。

 まずはコース形態から展開を読み解く。発走地点は向正面の奥。250メートル地点までは緩やかな下りが続き速いラップが刻まれる。その後一度は坂を上がる形になるが、3角過ぎで再び下り。息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けず、ペースは思ったほど緩まない。実際に、良馬場で行われた22年は最初の1000メートルを12秒2→10秒5→11秒4→11秒5→11秒8で通過するハイラップとなった。

 東京芝マイルがつくり出す激流。その中でのベストポジションは、距離ロスなく回ってスタミナを温存できるラチ沿いだ。先週の東京芝マイル戦3鞍では、3着内9頭中5頭が4角までラチ沿いを走った馬。今週も内めの枠に入った差し馬にスポットを当てたい。

 3枠6番ロジリオンを本命に推す。前走ファルコンSは直線で前が開かず5着に敗れたが、最初の3F33秒8、1000メートル通過が57秒0という乱ペースを追走しながらしっかり脚がたまっていた。今回と似た条件をこなしているのは大きい。

 距離不安がささやかれているが、鞍上の戸崎は「厩舎サイドから“マイルも問題ない”と聞いているし僕自身もそう感じている」と克服に自信。外々を回り脚が鈍る有力馬を尻目に、ウイニングポジションから脚を伸ばし豪快に差し切る。 

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