【ドバイSC】レイデオロ、無念の4着…ルメール落胆「残念」

[ 2018年4月1日 05:30 ]

レースを終えて引き揚げるレイデオロとルメール
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 落胆の表情を浮かべ、レイデオロと共に引き揚げてきたルメール。日本馬で最先着4着だったが、無念の色は隠せない。「ペースが遅くて引っ掛かった。最後の直線は反応したけど前が止まらなかった。応援してもらっているので期待に応えたかったが残念です…」

 ドバイで最終追い騎乗後は殺到する国内外のメディアに「トップコンディションだ。心配ない」と繰り返し、自身を鼓舞した。前走・京都記念は騎乗停止でデビュー以来初めて手綱を明け渡して3着。次こそは…の思いで挑んだが、スローで前走同様に行きたがる場面。懸命に5番手の外でなだめたが、直線で鬼脚は爆発せず、優勝した地元UAEホークビルに離された。

 藤沢和師は表情に悔しさをにじませながらも「馬は落ち着いていた。ただペースが遅くて引っ掛かった」と静かに切り出し、愛馬を迎えた。ドバイ入り後は「元気があり余っている。京都記念を使ってグンと良くなった」と体調の良さに自信があった。敗因は一つではないが海外遠征も直前輸送がない滞在競馬も初めて。指揮官は「最後も脚を使ってくれてやめていないからね。これが良い経験になると思う」と前を向いた。

 海外の壁は厚かったがそれでも日本馬最先着。明け4歳代表の意地は見せた。苦い経験は、将来の飛躍に必ず生きるはずだ。

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2018年4月1日のニュース