【JBCクラシック】4番人気サウンドトゥルーが制覇「うれしかった 馬も堂々としていた」

[ 2017年11月3日 18:27 ]

<JBCクラシック>レースを制した(8)サウンドトゥルー(右)
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 ダート競馬の祭典「JBC競走」が3日、東京・大井競馬場で行われ、メインのJBCクラシック(2000メートル)は4番人気サウンドトゥルー(セン7=JRA・高木)が制覇。G13勝目を挙げた。重賞は通算4勝目。2着は今年の帝王賞馬ケイティブレイブ。1番人気の武豊アウォーディーは0秒6差4着に終わった。

 サウンドトゥルーは十八番の末脚勝負。「今日は腹をくくって慌てない」と決めていた鞍上・大野と共に後方待機、4角8番手。直線外からまとめてライバルたちをかわし、1馬身抜け出した。15年東京大賞典、16年チャンピオンズCでG1を制しているが、このレースは15年(大井)2着、昨年(川崎)3着。3度目の正直でJBCタイトルを手にした。

 レース後はスタンド前でウイニングラン。ゆっくりと速度を緩め、大野が左手を挙げて大歓声に応える。「うれしかったですね。馬も堂々としていた」と大野。「この馬のリズムを守り切ろうと。直線は気持ち良かった。ケイティブレイブが思ったよりもしぶとかったけど、残り100メートルで振り切ってからは大丈夫だと思った。寒くなると体調が上がるタイプ。(年内の)残り2戦も楽しみ」と続けた。

 高木師は「ホッとした。いい展開だと思って見ていた。もう一つタイトル(連覇が懸かるチャンピオンズC)を獲って、また大井(暮れの東京大賞典)に戻ってきたい」と笑顔。古豪がまだまだダートG1戦線を盛り上げる。

 ▼2着ケイティブレイブ(福永)1、2コーナーではいけると思ったが…。流れに対応する競馬ができるようになったきた。

 ▼3着ミツバ(松山)難しい面はあるが力のある馬。今日は最後まで集中を切らさず、真面目に走ってくれた。

 ▼4着アウォーディー(武豊)道中はこの馬のいい時の感じだっただけに、最後伸びなかったのは意外。大井は合わないのかな?敗因が分からない。

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2017年11月3日のニュース