【宝塚記念】キタサン一強に拍車?「少頭数」宝塚記念を振り返る

[ 2017年6月20日 11:00 ]

4角先頭の積極的な競馬で単勝1・5倍の人気に応えた武豊とメジロマックイーン(中央)
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 中央競馬・上半期の総決算「第58回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)が25日、阪神競馬場11Rで行われる。最大のライバル・サトノダイヤモンドが海外遠征に備えて回避を表明し、キタサンブラック「一強」の様相となっている。20日現在、出走登録していた全11頭が出走に前向きだが、それでも過去20年で最少タイの出走頭数だ。

 直近では2013年が11頭での競馬。ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノの3頭が単勝3倍前後に推される「三強」オッズの一戦は、2番人気のゴールドシップが制した。1番人気のジェンティルドンナは3着で、2着に人気薄ダノンバラード(前走・鳴尾記念3着)が割って入った。

 その前の11頭立ての宝塚記念は2000年まで遡る。単勝1・9倍のテイエムオペラオーが完勝も、2着に6番人気メイショウドトウ、3着には9番人気ジョービッグバンが入る波乱の一戦となった。1993年も11頭立て。単勝1・5倍のメジロマックイーンが圧勝したが、この一戦もやはり2着に8番人気イクノディクタス、3着に10番人気のオースミロッチと人気薄が続いた。

 「一強」だったテイエムオペラオー、メジロマックイーンはともに少頭数競馬で順当勝ち。両馬とも先行押し切りタイプ、天皇賞春1着からの参戦とキタサンブラックと姿がかぶる。現役最強馬は歴代の名馬と同様に断然人気に応えることができるだろうか。

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2017年6月20日のニュース