【宝塚記念】有馬記念馬は好相性!GPならアクターがV候補

[ 2017年6月20日 05:30 ]

宝塚記念のV候補に浮上したゴールドアクター
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 今週は上半期を締めくくる宝塚記念。過去10年のデータを分析した結果、15年の有馬記念馬ゴールドアクターがV候補に浮上した。

 <1>重賞実績 歴代優勝馬を見てみると、メジロマックイーン、サイレンススズカ、グラスワンダーなど歴史的名馬がズラリと並ぶ。過去10年で3着以内の30頭全てがG1かG2勝ちの実績があった。G3勝ち(アーリントンC)止まりのレインボーラインは、ここでは実績不足。

 <2>前走 前走4着以下から巻き返した優勝馬3頭は全て天皇賞・春からのステップだった。その他のレースは3着以内に好走していることが必須条件となる。昨年末、香港ヴァーズで世界の強豪を撃破したサトノクラウンだが、大阪杯は6着。唯一の牝馬ミッキークイーンはヴィクトリアMで不可解な7着。これは大きな不安材料だ。

 <3>勝利&重賞実績 優勝馬は昨年Vマリアライトを除いて4歳は4勝以上かつ重賞2勝以上、5歳は6勝以上かつ重賞3勝以上、6歳以上は8勝以上かつ重賞3勝以上と、非常に厳しい条件を満たしていた。天皇賞・春で2着とキタサンブラックに迫ったシュヴァルグランだが、全6勝、うち重賞2勝と少々パンチ不足。

 <4>強い有馬勝ち馬 これで2頭まで絞れた。有馬記念優勝馬は近10年でもオルフェーヴル(12年)、ゴールドシップ(13、14年)が3勝を挙げ好相性。今年もファン投票1位選出のキタサンブラックですが、有馬記念は15年3着、16年は2着。さらに昨年の宝塚記念は3着と「グランプリ」レース3連敗中。キタサンブラックにとってグランプリは鬼門と言えるかも…。

 結論 残ったのはゴールドアクター。15年の有馬記念でキタサンブラックを撃破していることからも、付け入る隙は十分にあるはずだ。

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2017年6月20日のニュース