木幡巧 ピナクルで全快だ「一発あってもおかしくない」

[ 2017年2月3日 05:30 ]

 【美浦ドキュメント=2日】2日の美浦トレセンは強烈な寒風が吹きすさんだ。高木も凍えるような寒さに震えていたが、ハツラツと馬にまたがる木幡巧の姿を発見。先週の土曜東京9Rを最後にインフルエンザでダウンした同騎手。翌日の日曜も全鞍乗り代わりとなり、“仕事復帰”となったこの日を待ち望んでいた様子だった。

 「乗り代わりなどで周りに迷惑を掛けてしまいました…」。反省の弁から始まった木幡巧の面持ちは神妙だ。昨年は45勝で最多勝利新人騎手の座に輝いたが、出席予定だった1月30日のJRA賞授賞式は欠席。さぞブルーな連休を過ごしたのだろうと同情したが、そこは並の若手ではない。「こういう形でも休みをもらって自分を見つめ直す機会になった。乗るのと見るのでは違いますから」

 転んでもタダでは起きない男の今週イチ推し馬は日曜東京6Rのマヤノピナクル。「連続3着だけど一発があってもおかしくない」と自信がチラリ。この日の午後は川崎のアメジストスター賞(6着)に騎乗し、エンジンは温まったはず。病み上がりの心配はもうなさそうだ。

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2017年2月3日のニュース