【いわき平競輪・G1日本選手権初日1R】吉田拓矢が開幕星を挙げる「問題なくいい状態」

開幕戦を制した吉田拓矢
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　＜いわき平1R＞令和6年能登半島地震復興支援競輪、大阪・関西万博協賛G1「第78回日本選手権競輪」（優勝賞金8900万円＝副賞含む）は30日、いわき平競輪場で開幕した。

　オープニングレースを制したのはタイトルホルダーの吉田拓矢（28＝茨城・107期）。3番手飛び付きからの捲り追い込みでマークした諸橋愛とワンツー。見事2車単1番人気に応えたが「隅田（洋介）さんが車間を空けていたので行くのが遅くなり大森（慶一）さんまで連れ込めなかった」と悔しがった。

　対応力の高さを見せつけた。「先行するつもりで踏んだ」と言う吉田は打鐘で先頭へ。その上を河端朋之に叩かれたが「臨機応変に（戦い方を）切り替えた。ああなったら合ったところ」と、大川龍二をさばいて3番手キープ。自在性を兼備する吉田らしいうまさを発揮して位置にこだわりタテ脚を繰り出した。

　仕上がりについて「問題なくいい状態」と語り「サドルの向きを微調整したい」と修正ポイントを挙げた吉田。実力者が好スタートを切った。