【大村・レディースCC】遠藤 賞金1位堅持!完勝劇で“女王戦”へ

[ 2016年11月28日 05:30 ]

優勝した遠藤は表彰式で笑顔を見せる
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 選考順位1位、主役を約束された遠藤と上昇68号機。最強コンビがファイナルも他を圧倒した。1Mで小野が好角度のまくり差しを放ち一瞬ヒヤリ。だが、先マイ遠藤があっさり突き放した。「エンジンのおかげ」と笑ったが、完勝と呼べるレース内容だ。

 「1位を守るために優勝するつもりで来た」。戦前の目標を達成し、女子の賞金ランク1位を堅持。しかし、遠藤が誇るのはこれだけではない。旋回力も女子No・1だろう。かつてSG常連の毒島誠が「遠藤さんのターンは本当にパワフル」と称賛した。その証拠に11Rの上がりタイム1分47秒4は、チャレンジCも含めた最終日12レースの一番時計だ。スピードはSG戦士にも引けを取らない。

 賞金2位以下を大きく突き放し、クイーンズクライマックス(12月26~31日、平和島)でも優勝候補を担う。「今年は学ぶことが多かった。高い意識を持って走れている。残り1カ月も同じように取り組むだけ」。結果が出るから自信も生まれる。賞金トップの誇りを胸に、年末の大一番まで走り抜ける。

 ◇遠藤 エミ(えんどう・えみ)1988年(昭63)2月19日、滋賀県生まれの28歳。102期生。08年5月びわこタイトル戦でデビュー。同年9月びわこ一般戦で初勝利。12年11月鳴門W優勝戦で初V。今年8月の津レディースチャンピオンでG1初優出。15年8月蒲郡メモリアルでSG初出場。通算優勝14。主な同期は前田将太、山田康二、樋口由加里。姉ゆみもボートレーサー。1メートル54、45キロ。血液型A。

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2016年11月28日のニュース