【天皇賞・春1週前追い】ジャッカル 酒井復活確信「全然いーやん」

[ 2016年4月22日 05:30 ]

ダンツエイコウ(左)と併せて追い切られたトーホウジャッカル

 昨夏以来だった相棒の背中は、いい意味で期待を裏切った。トーホウジャッカルの天皇賞・春の1週前追いには、コンビ再結成となる酒井が騎乗。坂路で追われると先行したダンツエイコウ(3歳500万)をあっさりと捉え、1馬身半先着でフィニッシュ。荒れた坂路で4F52秒7~1F12秒7なら時計も文句なし。鞍上は驚きを隠せないといった様子で、好感触を口にした。

 「最後まで(ムチを)バチバチという感じじゃなかったけど、それでもあの時計ですからね。乗るのは(昨年8月の札幌記念以来で)本当に久々だけど、正直こんなにいい状態とは思わなかった。“全然いーやん”という感じですよ」

 休み明けの前走はプラス18キロの大幅馬体増。さすがに息切れして2秒差の7着に終わったが、「1回使えたことが大きい。今度は体も10キロぐらい絞れるだろうしね」と谷師は前向きだ。着実に全盛期の走りを取り戻してきたことは間違いない。菊花賞を制した淀の長丁場で、ジャッカルの復活劇が見られそうだ。

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2016年4月22日のニュース