【きさらぎ賞】ウルトラバロック、直線のふらつき修正 松田国師期待

[ 2016年2月5日 05:30 ]

松田国師が期待を懸けるウルトラバロック

 ウルトラバロックのデビュー戦は目立った勝ちっぷりではない。どれほどの器なのか?松田国師は重賞でのパフォーマンスで現状を見極めるつもりだ。「勝ち時計(2分7秒3)もそうですし、凄い上がりを使っているわけでもない。強い馬がいる中で、どんな競馬をするのか見てみたい」。

 デビュー戦はハナを切って直線に入っても手応え十分。追いだすとフラフラしていったんは先頭を譲ったが、ギアが切り替わって一気に差し切った。「追えたのは最後の100メートルくらい」と若さを露呈しながらのVで能力を測りかねている。

 「直線でフワッとした部分は修正しなければなりません。そこに重きを置いて鍛錬してきた」。最終追いではその効果が出た。新コンビのヴェロンが騎乗し坂路4F54秒5~1F13秒1。「ジョッキーが“乗りやすい”と言ってくれました」。指揮官が評価するのは、トモの踏み込みの深さと道中のしなやかな走り。ダービー2勝を誇る松田国師。2戦目での重賞起用に期待の大きさが表れている。

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2016年2月5日のニュース