【有馬記念】(4)ラブリーデイ “優等生”らしく静かに中山入り

[ 2015年12月27日 05:30 ]

中山競馬場に到着したラブリーデイ

 ラブリーデイは僚馬2頭と同じ馬運車で午後2時55分に中山競馬場に到着した。出発前に1時間弱の引き運動をこなしており、到着後はすぐに馬房へ。静かに決戦の時を待つという風情だった。

 年明けの中山金杯での重賞初Vから始まった今年の快進撃。すでにG1・2勝を含む重賞6勝を挙げており、有馬を勝てば年度代表馬も見えてくる。山元助手は「輸送も順調だったし、落ち着いている。最後も中山で締めくくれたら格好いいですよね」と飛躍の一年の集大成Vを期待している。

 引退レースを迎えるゴールドシップが「破天荒」なら、こちらは好対照な「優等生」。山元助手は「G1は破天荒な馬じゃないと勝てないのかと思っていたから、こういう真面目な馬がここまでになってくれたのはうれしい」と目を細める。4歳までは何度も重賞の壁にはね返されながら、着実に経験を力に変えてきた頑張り屋。「“付き合うならラブリーデイ”と言ってくれる女性もいた。まじめに黙々と仕事に取り組んでいる人に応援してもらいたい」と愛情たっぷりに愛馬をアピールした。

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2015年12月27日のニュース