【有馬記念】(9)サウンズオブアース 偉業達成へスムーズな流れ願う

[ 2015年12月27日 05:30 ]

中山競馬場に到着したサウンズオブアース

 サウンズオブアースは午後3時30分に到着した。落ち着いた様子で馬房に入ると、下に敷かれている寝ワラをムシャムシャ。伊藤厩務員は「こいつはいつも寝ワラを食べるんや。輸送は極めてスムーズ。馬運車の中でも落ち着いていたよ」と明るく話した。京都大賞典(2着)→ジャパンC(5着)と有馬がこの秋3戦目。同厩務員は「以前は使うたびに疲れていたが、ダメージが残らないようになってきた。年齢を重ねて心身ともに成長している」と4歳を迎えての進化を認めた。

 重賞で2着4回の“最強の重賞未勝利馬”。しかもその全てが勝ち馬に0秒2差以内と僅差で勝利を逃している。「(天皇賞・春では)ゴールドシップがなかなかゲートに入らなかったり、この馬はレースで何かが起きる…。今回はスムーズな流れになってくれれば」と願っていた。

 前走に続き絶好調M・デムーロの手綱。同厩務員は「この馬のことをよく知っているし、何とかしてくれそうな気がする」と期待を込める。勝てば73年ストロングエイト、83年リードホーユーに続く重賞未勝利馬のV。32年ぶりの偉業達成へ気配は良好だ。

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2015年12月27日のニュース