【浜名湖賞】イン逃げ独走!山口剛が2年半ぶりG1制覇

[ 2015年8月3日 05:30 ]

G1浜名湖賞開設62周年記念を制した山口剛

 ボートレース浜名湖のG1「浜名湖賞開設62周年記念」(優勝賞金900万円)は2日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の山口剛(32=広島)がイン逃げで優勝。13年2月のびわこ周年記念以来約2年半ぶり通算5回目のG1制覇を飾った。

 前節の三国SGで切ったフライングをものともせず、インから0台後半を踏み込んだ。旋回後、差した笠原や斉藤に並ばれかけたが、「ここから押すぞというところで出ていった」と思い通りの独走態勢を築いた。前検日に機力劣勢を感じ、プロペラを180度叩き替えたことが奏功。「低出力の調整に自信がついた」と大きな収穫を得た。

 14年後期の勝率No・1に輝きながら、フライング事故などで苦しんだ。転機となったのが地元SG初出場となった6月の宮島グランドチャンピオン。「応援してくれる人を味方に付けてSGを走る楽しさを知った」。この日も全国から駆けつけた山口ファンが自作のうちわを片手に声援を送った。これには「展示から涙が出そうだった」。月末に控えるSGメモリアル(蒲郡)は浜名湖で10月に行われるSGダービー出場の最後のチャンス。「戻ってこられるように頑張ります!」と活躍を誓っていた。

 ◆次走 山口剛の次走は9日からの宮島一般戦。辻栄蔵、寺田祥、市橋卓士らと優勝を争う。笠原亮、深谷知博は13日からの浜名湖一般戦。横沢剛治、坪井康晴、長嶋万記らが出場。斉藤仁は11日からの江戸川一般戦。三角哲男、角谷健吾、石渡鉄兵らが相手。峰竜太は13日からのからつ一般戦。深川真二、森永淳、山田康二らがライバル。黒井達矢は10日からの戸田一般戦。平石和男、須藤博倫、桐生順平らとVを争う。

続きを表示

2015年8月3日のニュース