【桜花賞】クルミナル汚名返上2着 須貝師「オークスで巻き返しや」

[ 2015年4月13日 05:30 ]

 負けて強しだ。道悪のチューリップ賞で11着に惨敗したため7番人気に甘んじていたクルミナルが、外から鋭く伸びて汚名返上の2着。池添は「直線で馬群を割った時には“よしっ!”と思ったんですが、逃げ馬に33秒台の脚を使われたら仕方ありません。僕の馬も凄い脚を使ってくれているんですが…」とパートナーの走りを大いに称えながら、悔しさもにじませた。

 発馬はいつものようにいくらか遅れたが、内を通ってリカバリー。直線は外に持ち出し、メンバー中2位タイとなる33秒4の鬼脚を使ったものの、超スローで逃げたレッツゴードンキを捉えることはできず。ディープインパクト産駒の桜花賞連覇も途絶えた。

 レース前に須貝師は「クルミちゃんはあんなもんじゃないから」と何度も口にして復活を信じていたが、「きょうは岩田がうまく乗り過ぎた。このペースであそこまで差を詰めたんだから、クルミナルも力を示している。オークスで巻き返しや!」と愛馬の激走に興奮気味。池添、須貝師とも「距離が延びていいタイプだし、オークスが楽しみ」と口をそろえる。強いと認められるだけでは満足できない。次こそはG1の栄光をつかみ取る。

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2015年4月13日のニュース