【ドバイシーマC】ハープスター 日本V2へムーア好感触

[ 2015年3月27日 05:30 ]

ドバイシーマクラシックで初コンビを組むムーアとハープスターは、初騎乗とは思えないほどの息の合った動きを見せた

 ドバイシーマクラシック(28日、メイダン)に出走する昨年の桜花賞馬ハープスター(牝4=松田博)が26日、メイダン競馬場の芝コースで調整。新コンビを組む英国の名手ライアン・ムーア(31)が初めてまたがり、その手綱から感触を確かめた。昨年、ジェンティルドンナでこのレースを制した最強の名手を背に日本馬の連覇を目指す。

 追い切り翌日のハープスターの背には、新コンビを組むムーアがいた。1周2400メートルの芝コースを、ゆったりと周回。初騎乗とは思えないほど息の合ったキャンターで駆け抜けた。

 「キャンターだけでは分からない面もあるが、素直で乗りやすい馬だね」

 ムーアは初コンタクトを楽しんだ。見守った松田博師は「軽く乗ってくれとだけ指示した。言った通り、しっかり乗ってくれたな。“いい雰囲気やった”と言ってたわ」と笑みを浮かべた。

 今回のコンビ結成はムーアからのラブコールで実現。昨年のこのレースで日本の最強牝馬ジェンティルドンナを勝利に導いた名手の存在は心強い。「ムーアから乗りたいと言ってくれた。競馬を見ても魅力的な馬やからな」と指揮官。強烈な末脚を繰り出すスターホースのパフォーマンスに、世界の名手もほれ込んだ。

 松田博師にとってドバイ遠征はムーアとのタッグで挑んだ、11年ドバイWCのブエナビスタ(8着)以来。指揮官は「あの時はムーアもレースのVTRを見て、研究し過ぎたみたい。じっとしたまま後ろからになってしまった」と振り返る。結果的に前が壁になり、不完全燃焼に終わった。

 鞍上にとってはリベンジのチャンスとなるが、指揮官は「指示はしないし好きに乗ってくれたらいいさ。まあ、今までよりも前に行くんちゃうかな。ムーアに期待しているわ」と世界の名手に全権委任の構えだ。

 今年も日本のスター牝馬に注目が集まる。英ブックメーカー各社は単勝オッズ約4倍の1番人気に設定。フランスから参戦する凱旋門賞2着のフリントシャー、昨年のBCターフを制した米国馬メインシークエンスなど世界の実力馬を抑えて高い評価を受けている。ライバル勢からのマークは厳しくなるが最強のピンチヒッターが今年も日本馬を勝利にエスコートする。

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