【びわこ・近畿地区選手権】太田 イン速攻で10年ぶり近畿王者

[ 2015年2月12日 05:30 ]

びわこG1近畿地区選手権を制して優勝カップを手にする太田

 ボートレースびわこのG1「第58回近畿地区選手権」優勝戦が11日、12Rで行われ、インから冷静に先マイした太田和美(42=大阪)が押し切り勝ち。びわこでのG1戦初優勝を決めるとともに、10年ぶり2回目の近畿チャンプとなった。3コースからこん身のまくり差しを放った吉永が2着だった。

 これが百戦錬磨・太田の底力。絶好枠のチャンスを冷静に、きっちりとモノにした。「しっかり人気に応えられて良かった。いいスタートも行けた」。ホッと安どの表情を浮かべたが、レースぶりには全く隙がなかった。

 好エンジン15号機を手にして、いきなり前検スタート練習で伸び返していく動きを披露。納得の足だったが、ターン回りだけがなかなか仕上がらなかった。「準優の後、ペラを調整したのが良かった。舟が返ってくる感じがあって乗りやすくなった」。最後の最後にぴたりと調整をはめる。これも実力だ。最高の形で今年初優勝、10年ぶりの近畿チャンプに輝いた。

 「今年はF休みからのスタートで取り残されている感じがあった。この優勝で今後は落ち着いてレースができそう」。早くもリズムをつかんだ浪速のエース。年末のグランプリ出場に向け、一走一走に集中していく。

 ◆次走 優勝した太田和美の次走は25日からの三国G1北陸艇王決戦。服部幸男、田中信一郎、萩原秀人らが出場。白石健は19日からのまるがめ一般戦。馬袋義則、平尾崇典、前沢丈史らがスタンバイ。吉永則雄は19日からの浜名湖一般戦。今村暢孝、斉藤仁、柳生泰二らが出場。倉谷和信は19日からの芦屋G1全日本王座決定戦。原田幸哉、井口佳典、吉田拡郎らが待ち受ける。君島秀三は戸田一般戦。松村康太、馬場貴也、藤岡俊介らとV争い。松井賢治は21日から平和島一般戦。大場敏、横沢剛治、吉田俊彦らが出場する。

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2015年2月12日のニュース