【浜松・全日本選抜】金子 地元SG初優出V「気合入れた」

[ 2015年2月12日 05:30 ]

浜松オート全日本選抜優勝戦を制し、賞金ボードを掲げて笑顔の金子

 浜松オートのSG「第28回全日本選抜」(優勝賞金1500万円=副賞を含む)は11日、12Rで優勝戦が行われた。8周3コーナーで先頭に躍り出た金子大輔(34=浜松)が快勝。11年9月の伊勢崎オートGP以来、2回目のSG制覇を成し遂げた。

 金子は最後まで諦めなかった。篠原(2番手入線も反則妨害失格)との抜きつ抜かれつのデッドヒート。集中力は途切れなかった。「1着と2着では天国と地獄ほど違う。何が何でも抜き返さないと」。気合で回り切った10周回。地元SG初優出の好機を“一発ツモ”で決めてみせた。

 ゴールの瞬間「ヨッシャー!!」と雄叫び。ヘルメットのシールドが興奮で曇り、「前が見えなくなった」と慌てたのはご愛きょう。「今まで地元SGでファンを裏切ってきた。今シリーズは気合を入れた」と、声援に手を振って応えた。SG初Vは雨走路。「早く2つ目を獲りたかった。晴れで勝ちたかった。地元で達成できて良かった」と笑った。

 4月には当地でオールスター。SG連覇の期待が懸かるが「そんなに甘くない。ケガなく一走ずつしっかり走ることが今後の目標」と金子。地に足を着けて15年のSG戦線をけん引する。

 ◆金子 大輔(かねこ・だいすけ)1980年(昭55)4月17日生まれの34歳。千葉県出身。浜松支部所属。04年7月26日登録の29期生。同期は佐藤貴也、早川清太郎、青木治親ら。通算29V(SG2、G12Vを含む)。趣味はゴルフ。1メートル70、62キロ。血液型O。

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2015年2月12日のニュース