【共同通信杯】マルシェ1番指名 東スポ杯からの直行馬が近年直結

[ 2015年2月12日 05:30 ]

北村宏を背に追い切るアヴニールマルシェ。ゴール通過後、併走馬を突き放す

 共同通信杯過去10年のデータを徹底分析した結果、2戦連続重賞2着のアヴニールマルシェをトップ指名した。

 (1)実績 過去10年の優勝馬10頭中、6頭は重賞で2着以内がある。今年、重賞連対実績があるのはアヴニールマルシェ(新潟2歳S、東スポ杯2歳Sともに2着)とダノンメジャー(京都2歳S2着)で20点。オープン特別Vのコスモナインボール、マイネルサクセサー、重賞3着(東スポ杯2歳S)があるソールインパクトに15点。ドゥラメンテなど500万勝ち馬は10点。

 (2)キャリア 優勝馬10頭中、9頭がキャリア3、4戦馬。キャリア不足でも、使い過ぎでも駄目。例外はキャリア6戦で挑んだ11年優勝馬ナカヤマナイトだけ。キャリア3、4戦は20点。5戦以上は10点。2戦が5点。新馬戦を勝ったばかりのリアルスティールは残念だが0点。

 (3)ステップ 前走で重賞を走った馬が6勝、2着6回と圧倒。重賞出走馬は20点。ただホープフルSは昨年重賞に昇格したばかり。ここでは“オープン特別”の扱いで15点。500万組は10点。新馬&未勝利は3着以内もないので0点。

 (4)勢い 優勝馬10頭の前走着順は全て3着以内。前走1着馬が4勝、2着4回と好成績で20点。前走2着馬は4勝、2着2回で15点。3着馬は10点。前走「1着」でも新馬、未勝利で挙げた馬は5点止まり。

 (5)血統 今週もサラブレッド血統センターの藤井正弘さんにアドバイスをいただいた。「過去5年で2勝ずつのステイゴールド産駒もフジキセキ産駒も不在。5年連続で馬券に絡んでいるディープインパクトの勝機。中でも“母の父ストームキャット”のリアルスティールは、キズナらG1馬3頭と共通の大物配合!!」。藤井さんおススメのリアルスティールだが、計25点。総合的には厳しいか…。

 結論 総合トップは85点のアヴニールマルシェ。実績、キャリア、ステップは文句なしの満点。ちなみに東スポ杯2歳Sからの直行馬は、12年ディープブリランテ(1着)が2着、昨年イスラボニータ(同)が1着と近年は直結傾向にある。

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2015年2月12日のニュース