エスポジート興奮「次元違う」サンマルティン圧倒V

[ 2014年9月2日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】重賞を狙える逸材が先週日曜(8月31日)にそろって新馬勝ちした。中でも新潟の芝マイル戦を制したサンマルティンは、来春のクラシックを意識できるハービンジャー産駒。最内から労せず抜け出し、最後は手綱を抑えたまま2馬身半突き放した。「次元の違う馬。来年のダービーで乗りたい」と鞍上・エスポジートが興奮気味に語ったのも納得できる。母は05年フローラSなど重賞3勝を挙げたディアデラノビア、半姉は今年6月のマーメイドSを制したディアデラマドレ。血統的にも目が離せない大物だ。

 小倉芝1800メートル戦を差し切ったレトロロックもディープインパクト産駒らしい瞬発力を披露した。逃げ粘るパイオニアステップ(2着)を余力残しで捉えた走りは着差(半馬身)以上の強さ。名牝シンコウラブリイの孫としては6月14日に東京でデビュー勝ちしたホワイトエレガンス(牝=国枝)、札幌2歳Sに出走するジャズファンクに続き今年の新馬戦3勝目となった。

 札幌ダート1700メートル戦を勝ち上がったタップザットも一級のスケール。3着以下に9馬身差をつけたオホーツク(2着)とのマッチレースを振り切った脚力は重賞級だ。

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2014年9月2日のニュース