【まるがめ・オーシャンC】峰竜太、SG初制覇へ 昨年のリベンジだ

[ 2014年7月16日 05:30 ]

昨年のリベンジへ、そしてSG初制覇へ燃える峰竜太

 ナイターSG「第19回オーシャンカップ」(優勝賞金2500万円)は16日、香川のボートレースまるがめで開幕する。有名タレントと同姓同名でデビュー時から注目を集めた峰竜太(29=佐賀)は、昨年の第18回大会優勝戦で一度は先頭に立ちながら6着。SG初Vを飾ることができず悔し涙を流した。あれから1年。いまだSG制覇はお預けのままだ。“本家”峰竜太(62)からのエールも力に替え、因縁のタイトルで悲願達成に挑戦する。

 一度はつかみかけたSG制覇の夢。だが、峰は自らのレースミスにより栄冠を手に入れることができなかった。昨年のオーシャンC優勝戦。1周BSで先頭に立ちながら、2Mで他艇をさばくことができず最下位。人目もはばからず泣きじゃくった。

 あの悔し涙から1年。その後のSGでは一度も優勝戦に駒を進められなかったが、タイトル奪取への気持ちは大きくなるばかりだ。「昨年のリベンジとかではなく、とにかくSGを獲りたい。SGの優勝戦で先頭を走る気持ちを何度も想像しているが実際に味わってみたい。僕は感情を隠すのが苦手なタイプだが、もう悔し涙は流したくない。次に泣く時はうれし涙がいい」。新たな決意を胸に秘め、雪辱の舞台に乗り込んできた。

 しかし、感動することがあれば、すぐに目を潤ませるのが峰。タレント・峰竜太からの応援メッセージを読むと、感慨深そうに「なんかジーンと来た。僕も他人のようには思えないので…」とつぶやいた。「いつかネットの検索で僕の情報が峰さんより上になれるように頑張りたい」。芸能界の看板から、素晴らしいエールを受け、気合を入れ直した。

 その意気込みは調整する姿にも表れていた。相棒となる59号機は、使用52機の中で最低2連対率のワーストエンジン。「悪くないが良くもない」と感じると、すぐに大掛かりな整備に着手。エンジンの動きを一変させる可能性があるキャリボディ交換を行った。悲願達成へ余念はない。峰の逆襲劇が始まる。

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2014年7月16日のニュース